テキストサイズ

愛したカノジョは指名手配

第45章 桜庭淳平⑪

佐伯将太は携帯電話を片手に控え室の隅の方で
小声で話を始めた。

今日子と姉は気が合うのか話が盛り上がり
俺が会話に入り込む隙は無かった。

それはそれで喜ばしく微笑ましいことである。

一方、電話をしている佐伯将太は恐縮している
様子が窺える。

俺に読唇術があるわけではない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ