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愛したカノジョは指名手配

第9章 初めての指名手配

自首しよう。
こんなことがまかり通るわけがない。

「……警察に行きます」
「何をしに?」
「何をって……私を誰だか分かっていますよね?」

気付いていない……
そんなことは有り得ない。

あの指名手配書の写真は私そのものだ。

「分かってるよ。キミ……彩は今日から俺の
姉ちゃんだから」

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