使命
第2章 自分の事
いつだっけかな
出会って…3ヶ月ぐらい経った時かな?
俺らの関係はあった時から変わらなかったよ
相変わらず笑わないし、呼び捨てだし
お昼ご飯を食べ終わった頃らいるがいきなり言ったの
「嵐は絶対人気でるよ」って
理由を聞いたら
「嵐が来る前4人組のグループが来たんだ。でもねその人たちはここに来てその日の夜にいなくなったよ。僕すぐわかった、この人たち僕がいなくても何も会話しなかったの、だからダメだなって。嵐は違うじゃん。僕にも話しかけてくれるし、嵐の中でも話してるから。」
俺らは当たり前のように話してた
当たり前のようにらいると関わってた
でもそれができなかったグループがあったんだ…
そう思ったら少し元気が出たんだ
続けてらいるは
「嵐はたくさんテレビに出るべきだよ。僕だけなんかじゃなくて、もっとたくさんの人に知ってもらった方がいいよ。いつでも出て行っていいから」
そう言ったんだ
俺はつい、出て行かないよって言ってしまった
でもすぐにらいるは、それじゃダメ。ここに来た意味ないよ。そう言って食器を片付け始めたの
俺らは再び考えたよ
ここに来た意味を
嵐として来たんだ
俺らが本来やるべき仕事はこれじゃない
たくさんのファンが欲しい
コンサートをやりたい
その気持ちが俺らの中で大きくなってたことを
この日まで気づかなかったの
ここにいる誰よりも年の低い男の子にそれを教えられたなんて情けない大人だ、そう思ったよ