使命
第2章 自分の事
あの時が初めて甘えてくれたんだったっけな
初めて俺の背中に手を回してくれたな
らいるが俺の腕から出て行く時「ありがとう」って、少し大人になった顔で言われたの
こうやって子供は成長して行くんだなって学んじゃったよ
家に帰るとらいるはいつものように絵を描き始めたんだ
こっそり覗くとそこには両親の手の中にいるらいるがいたの
本当はこうやって今でも一緒にいたかったんだろうな、そう思ったよ
大人の俺でさえまだ親がいて
家に帰れば出迎えてくれる
それが子供の彼にはないんだ
今は俺らが親の代わりになってこいつを支えてあげなきゃって思うのと同時にね、俺らも人気出るように頑張ろうって思えたの