使命
第1章 衝撃
社長の言う通り次の日ある家に向かった
俺らは驚愕した
豪邸だった
門からは見えない家
でもこの敷地
確実にお金持ち
少し緊張しながらもインターホンを押した
俺らの驚きは止まらなかった
聞こえてきたのは子供の声
こんな豪邸だったら執事やお手伝いさんが
いてもなんの疑いもないのに
「あの、大野です。お母様いらっしゃいますか?」
子供相手ではこの状況の説明がつかない
「この家には僕だけだよ」
「いつ帰ってくるかな?」
「いないもん。帰ってくるわけがないでしょ」
幼い言い方ながらもこの子は冷めてる
よく言えばクールだった
何歳だったと思う?
5歳だよ。
ありえないでしょ
5歳で1人で豪邸に住んでるって
その場にいた俺らが1番驚いたよ