
ホントに天使!?【完結】
第10章 昔の記憶
「・・・・ぅ・・ん・・・」
いつの間にか、眠りに落ちていたユーキは、ふと感じた違和感に、意識を引き寄せられるように目を覚ました
一瞬
自分がどこにいるのか解らず、視線をさまよわせる
寝ぼけていた事もあったが、部屋の明かりが消えて真っ暗だったからだ
「・・・・っ!」
夢から引き戻された違和感を、現実で感じ取り、ユーキは慌てて視線を下げた
「・・っ!!?」
ソファに腰かけたまま居眠りしていたユーキの膝元で、カノンがしゃがみ込んでいる
驚きのあまり、硬直したユーキに気づいたカノンは、ユーキのモノを口に加えたまま、視線をあげた
