ホントに天使!?【完結】
第14章 サヨナラの時には ―前章―
ク「・・・・寝ちゃったな」
テーブルに突っ伏して眠っているマヤに、着ていたジャケットをそっと掛けてあげるクウヤ
カ「いつも規則正しい生活してたから(笑)」
ユ「ホントそう(笑)基本10時には寝てるしな。もった方じゃね?(笑)」
時計を見ると12時37分を差している
カ「・・・・あと48時間か」
カケルの独り言に、ユーキもクウヤも黙り込む
カ「マジ笑えるよな。マブダチ同士で女の取り合いなんて、ベタすぎて今時ドラマにもならねぇよ」
ケラケラと笑うカケルにつられて、クウヤも苦笑で返す
ク「・・・いいんじゃないの?珍しい貴重な体験をしたんだし、ちょっとベタ要素が入ってても面白くなる」
ユ「小説家目線だな(笑)」
3人は、口を閉ざし
それぞれのグラスを持ち上げ“カチン”と鳴らした