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「今日は出かけないんですか？」



朝、ユーキが目覚めると“マヤ”は既に起きていて、朝食の準備をしていた


「・・・・・今日の講義は午後だけだから・・・」


普段から朝に弱いユーキは、ボーっとしたまま答える



昨日

寝る前に少女に“仮名”をつけた

出会った初日に、お互いの名前を名乗ったのだが、


「名前はカドリーニ・ミジェリフィア・クラッチェル」


などと言われたので、一度はそのままスルーしたけれど、やっぱり名前がないと不便と言うことがわかり、仮名をつけることにした


「・・・・“マヤ”は、どう？」


少し考えたユーキは、少女に聞く


「マヤ？

はい！いい名前です」



ユーキがマヤと名づけた由来は簡単だった


単に、ユーキの好きな芸能人『上戸マヤ』の名前をもらっただけ