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マーメイドな時間

第6章 ホテルヘルスに……

 じゃあ……あなたの……秘部はいずこ?


 彼女は恥ずかしそうに指で示した。


「どれどれ?」


 俺は指で示す所を、手で広げた。


「いや……乱暴にしないでください」



 あんたの存在が乱暴だよ!! ホテヘルに、なんで本物の人魚雇うんだよ!!


 性器って、これか……。


 変な匂いがする。



 人間から分泌するものとは、また違うものが出てないか?


 なんか、自分のモノを入れていいものなのか?


 終わったら、俺のが無いような気がする……。



 俺はコンドームを二枚重ねて使った。


 でも……入れるのが怖い。


 いや、ここがなかったら、エッチのすべてが失われてしまうではないかっ!!


 もう一回チャレンジ。



 …………


 …………


 やはりヤバい。怖い。


「ねぇ、あなたマジで人魚さん?」


「はい、みなさんそう呼びます」


 本物か……。


 なんだろ、ものすごいものを見ているのに、落胆の激しさが半端じゃない。


 てか、俺には人間の女も当たらないのか?

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