私の心の1番綺麗なところに
第12章 あの笑顔が。
私の大学の学科は
クラス分けがあって
そのクラスで必修科目も受けたり
プレゼミのようなものもする。
隣のクラスや
ある程度まとまったクラスで
受ける講義もある。
そのおかげで
友達はすぐにつくることができた。
私の下宿先の近くに
住んでいる人もいた。
大学から下宿先まで
歩いて20分。
友達ができたといっても
授業が終わってすぐに遊べるほど
仲良くなっていない。
バイトもしていない。
3限が終わったばかりで直帰。
帰ってもまだ15:30。
「おかえり」と言ってくれる
家族はいない。
ご飯だって用意されてない。
ベッドにダイブして
天井を見ながら、考えた。
私のことを
必要としてくれる人なんて
現れないかもしれないー…
誰にも必要とされないなんて
いる価値があるのかな…
日中に、部屋に、ひとり。
それがよけいに
私を哀しくさせた…