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私の心の1番綺麗なところに

第18章 汚されたもの




些細なことで優貴とケンカした。


でも、それはどうしても
私だけ責められるのに納得いかなかった。



ケンカしてるときは
いつも通り、優貴の気が済むまで
じっと話を聞いていたけど。

自分の部屋に帰って
どうしてもイライラしたから
ノートに経過や今の感情を
殴り書きした。





ノートに書いたのは、
少し前に友達と
彼氏とケンカしたときのイライラを
どうするか、という話題になって
その子が「とりあえずノートに
自分の感情思いっきり書いたら
すっきりする。」と
言っていたから
私もしてみようかと思った。








いっぱい書けた。



5ページくらい書けた。



「ふう…」




たしかにスッキリした、けど…







私はこんなにも自分の意見があって
本当はこんなにも優貴に
言いたいことがあるのに



何一つ言えてないんだ…



そう思うと、自分にもイライラした。







それが最初で最後の愚痴ノート。




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