私の心の1番綺麗なところに
第33章 ほのかな恋心と送る日々
やっと私たちの番がやってきた。
入口に食券があり、
先に購入するシステムらしい。
私が財布を取り出すと、
「いいよ。」
の、陽佑が制した。
「えっ、自分の分は自分で払うよ。」
「いいんだって。
だってここまで来てくれたんだから。」
たががラーメン一杯なのに
何百円なのに、
奢ってくれるなんて…
なんてスマートなんだろう。
「そう?じゃあお言葉に甘えて。
ありがとう。」
「いえいえ。」
ラーメンはあっさり系で
おいしかった。
だけど、カラオケの時間を
気にしながら食べたから
どんな味だったかは
あまり覚えていない。
それもまた、
ある意味思い出。