私の心の1番綺麗なところに
第33章 ほのかな恋心と送る日々
カラオケは2時間で終わり、
外へ出た。
時間は夕方5時を少し
まわったところ。
「いい時間だな。
そろそろ帰るか。」
と、陽佑が言った。
「うん。」
そう返しつつも、
心は少し落ち込んでいた。
このまま、晩ご飯も一緒にできたら…
なんて、淡い期待を抱いていたから。
「久しぶりに会えてほんと楽しかった!
またこうして会えたらいいな!」
「うん、もちろん!また会おう!」
そんな約束をして、
その日は別れた。
久しぶりに異性と会って会話して
カラオケに行って…
心地よい疲労感があった。
幸せだった。