私の心の1番綺麗なところに
第33章 ほのかな恋心と送る日々
一度会って終わりかと思いきや
これまで通り、連絡は続いた。
1日1通のやりとり。
陽佑が夜に返事をくれて
私が次の日に返す。
これ以上、連絡の頻度が高いのは
今は求めなかった。
付き合っていないのだから。
こうして1通くらいのほうが
お互いの負担にならなくて
ちょうどいい。
昔からそうだった。
私は好きな人と、
1日数通連絡ができたら幸せだった。
その方が、長く続くから。
返信のスパンが短く
1日で終わってしまう人もいたけれど、
なんだか寂しかったから。
たった1通の連絡に喜んで
ときめきを感じていた。
だから陽佑とも
私にとって理想的な連絡を
取っていた。