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あいつとわたし

第3章 あいつへの手紙を書いた理由~あるバンドの曲~

 懇親の力で見せた迫力。明矢香の涙は止まらない。透も苦しんでいるんだということに気づいたから。 

 明矢香は人だかりを必死に抜け出して走って家に帰る。そして、透に手紙を書いた。

 明矢香も透が嫌いでもいじめが許せないから。何だかんだで透は友達だから。  

 その後……明矢香がドリームキスと会うことはなかった。 ドリームキスありがとう。“嫌いでも…”あの曲が私をもう一度変えてくれた。 

 後日のクラスのみんなの手紙から透が今、元気でやっていると知った明矢香は安心した。


 その後……Dream Kissと会うことはなかった。

 Dream Kissありがとう。

 『嫌いでも…』あの曲が私をもう一度変えてくれた。

 後日のクラスのみんなの手紙から“あいつ”は今、元気でやってると知り私は安心した。

 あいつとわたし、微妙で複雑な関係だけども……多分、これからも友達だ。


End

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