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いつもとなりで

第3章 バレンタインWデート

 今は昼休み。私、竜也、龍平、あゆといつものように四人でお昼ご飯を食べている。

「そういやもうすぐバレンタインだねっ」

 あゆが笑顔で言う。

「一日早いバレンタインにしねえ?」

 竜也が提案する。

「でも金曜日じゃ……」

 龍平は怪訝そうな顔をして言う。

「受験休みだから」

 私は呆れながら龍平に言う。受験休みとは、高校が受験会場に使われ、中学生が来るために在学生たちが休みになることだ。

「相変わらずバカだな」

 竜也がちゃかすと、あゆと私は笑った。

「でも、平日のが人少ないしいいよねっ」

「だね~」

「だな」

 竜也の提案にみんなが賛成する。

 こうして昼休みは終了した。午後の授業は十三日に渡すチョコレートのことで頭がいっぱいだった。

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