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ぜんぶ二人ではじめて

第27章 受け入れ準備

膝掛けを巻いて、裸になってソファーに座った。

やる気満々!な、格好だけど。

自分から誘ったんだもん。

少しでもヤスくんを喜ばせたい!

ダダダ……

すごい速さで戻ってきた。

「あ。ナナちゃん……」

「ん?」

「いや、可愛くてびっくりした。」

「……ヤスくん……」

頭まで膝掛けを被っていたからかな?

胸元まで膝掛けをずらして、何も着てないのをアピールして、

「しよ?」

誘った。

「ナナちゃん……」

ソファーに座っていた私に跨がった。

頭に手を置いて、撫でてくれた。

大好きなヤスくんの大きな手。

自分の体重を右手で支えて、左手で膝掛けを掴んでいたんだけど、ヤスくんが背中を支えてくれて、そのままソファーに優しく押し倒された。

「ナナちゃん……愛してるよ。」

ヤスくんが優しい目で見つめて囁いた。

「ヤスくん……私も。愛してるよ……」

たくさんたくさんキスをした。

ちゅ……

ちゅ……



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