
ぜんぶ二人ではじめて
第1章 出逢い
コツコツ……
足音が近づいてくる。
二人は私がいる方向に向かって歩いてくる!
ど、ど、どーしよ……
「七海ちゃん!」
「あっ!彩月ちゃん!」
同じクラスになった、金田彩月(かねださつき)ちゃんが後ろから話しかけてくれた!
良かったぁぁ!
彩月ちゃんと並んで歩き出す。
晃くんと輝くんの横を通る。
「七海ちゃんは部活決めた?」
彩月ちゃんがタイムリーな話題をふってきた。
「うん!吹奏楽部!」
晃くんたちに遠慮してたら聞いてたのバレちゃうかも!と思って、はっきり答えた。
「ほんと?私も!」
「そうなんだ!良かった。けっこうみんな運動部に入る子多いから、不安だったの。」
「私もだよ。」
通りすぎてから少し経って、
「彩月ちゃんは楽器は?」
少しドキドキしながら尋ねる。
「クラリネットー。」
「そうなんだ。私はフルート。」
「えー!すごーい!」
「すごくないよ。人気あるから希望通るか分からないし。でもずっとやってきたから、言うだけは言うつもり。」
そう言うと、
「七海ちゃんて、すごく可愛いよね。前から思ってたんだ。」
急にそんなことを言い出した。
足音が近づいてくる。
二人は私がいる方向に向かって歩いてくる!
ど、ど、どーしよ……
「七海ちゃん!」
「あっ!彩月ちゃん!」
同じクラスになった、金田彩月(かねださつき)ちゃんが後ろから話しかけてくれた!
良かったぁぁ!
彩月ちゃんと並んで歩き出す。
晃くんと輝くんの横を通る。
「七海ちゃんは部活決めた?」
彩月ちゃんがタイムリーな話題をふってきた。
「うん!吹奏楽部!」
晃くんたちに遠慮してたら聞いてたのバレちゃうかも!と思って、はっきり答えた。
「ほんと?私も!」
「そうなんだ!良かった。けっこうみんな運動部に入る子多いから、不安だったの。」
「私もだよ。」
通りすぎてから少し経って、
「彩月ちゃんは楽器は?」
少しドキドキしながら尋ねる。
「クラリネットー。」
「そうなんだ。私はフルート。」
「えー!すごーい!」
「すごくないよ。人気あるから希望通るか分からないし。でもずっとやってきたから、言うだけは言うつもり。」
そう言うと、
「七海ちゃんて、すごく可愛いよね。前から思ってたんだ。」
急にそんなことを言い出した。
