
ぜんぶ二人ではじめて
第41章 誓って…
なんだろ…竜一くんと手繋ぎたい…なんて思ってる。
そんなの浮気だよね!ダメダメ。
「市川、じいちゃん家て、どこ?」
「あ。ここ、真っ直ぐ行った突き当たりの家だよ。」
ドキドキしてるのを悟られないように平静を装う。
「深澤さん家?」
「そうだよ。知ってるの?」
「この辺で知らない人いないよ。」
「そうなんだ。」
「手前左行ったらヤスくん家だね。」
「あ、うん。」
私はヤスくんと付き合ってるのに…どうしてこんなに竜一くんにドキドキしてるんだろう?
「あれ?」
「どうした?」
彩月ちゃん家の庭が見える角度で、彩月ちゃん家から女の子が出てくるのが見えた。遠いから顔は分からない。
「誰だ?」
「美月ちゃん?」
すぐにヤスくんも出てきて、腕を引っ張って、引き寄せた。
!!!
「え…」
ドキドキしてた心が凍りそうになる。
目の前の現実が…受け入れられない…。
「マジかよ。」
竜一くんも驚いてる。
そして二人はそのままヤスくん家に向かっていった…。
どういうこと???
「市川、大丈夫?」
私は、ダッと、走り出した。
もう少しでじいちゃんちだ。
「市川…」
竜一くんが私を追って走ってきた。
頬を涙がつたってた。
トボトボ歩く。
「市川、きっと、何か理由があるんだよ。分からないうちは、疑って苦しまなくて良いんじゃない?」
「うん…」
竜一くんの優しい言葉が嬉しくて、余計涙が出る。
「市川…」
竜一くんが私の頭をポンポンと慰めるようにしてくれた。
竜一くんの手から優しさが届く。
涙を掌で拭いながら歩く。
グスッ…
鼻をすすってまた涙を拭う。
ポンポンしてくれる手のおかげで落ち着いてきた。
「市川…大丈夫だよ。ヤスくんが浮気なんてするはずないよ。な?」
その言葉を聞いて、よく考えてみる。
たしかに今日はヤスくんの誕生日で、さっきまでお祝いしていたんだし…
美月ちゃんだと思うけど、確信はないし。
「うん…」
だんだんと落ち着いてきた。
「とりあえず、桜、ちゃんとしてあげよう?」
そう言われて、
「うん。ありがとう、竜一くん!」
少し笑顔になれた。
そんなの浮気だよね!ダメダメ。
「市川、じいちゃん家て、どこ?」
「あ。ここ、真っ直ぐ行った突き当たりの家だよ。」
ドキドキしてるのを悟られないように平静を装う。
「深澤さん家?」
「そうだよ。知ってるの?」
「この辺で知らない人いないよ。」
「そうなんだ。」
「手前左行ったらヤスくん家だね。」
「あ、うん。」
私はヤスくんと付き合ってるのに…どうしてこんなに竜一くんにドキドキしてるんだろう?
「あれ?」
「どうした?」
彩月ちゃん家の庭が見える角度で、彩月ちゃん家から女の子が出てくるのが見えた。遠いから顔は分からない。
「誰だ?」
「美月ちゃん?」
すぐにヤスくんも出てきて、腕を引っ張って、引き寄せた。
!!!
「え…」
ドキドキしてた心が凍りそうになる。
目の前の現実が…受け入れられない…。
「マジかよ。」
竜一くんも驚いてる。
そして二人はそのままヤスくん家に向かっていった…。
どういうこと???
「市川、大丈夫?」
私は、ダッと、走り出した。
もう少しでじいちゃんちだ。
「市川…」
竜一くんが私を追って走ってきた。
頬を涙がつたってた。
トボトボ歩く。
「市川、きっと、何か理由があるんだよ。分からないうちは、疑って苦しまなくて良いんじゃない?」
「うん…」
竜一くんの優しい言葉が嬉しくて、余計涙が出る。
「市川…」
竜一くんが私の頭をポンポンと慰めるようにしてくれた。
竜一くんの手から優しさが届く。
涙を掌で拭いながら歩く。
グスッ…
鼻をすすってまた涙を拭う。
ポンポンしてくれる手のおかげで落ち着いてきた。
「市川…大丈夫だよ。ヤスくんが浮気なんてするはずないよ。な?」
その言葉を聞いて、よく考えてみる。
たしかに今日はヤスくんの誕生日で、さっきまでお祝いしていたんだし…
美月ちゃんだと思うけど、確信はないし。
「うん…」
だんだんと落ち着いてきた。
「とりあえず、桜、ちゃんとしてあげよう?」
そう言われて、
「うん。ありがとう、竜一くん!」
少し笑顔になれた。
