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ぜんぶ二人ではじめて

第45章 長い夜

イッちゃった、七海。

肩で息をしてる。

「大丈夫?」

ビクンッてなる七海を上から覗き込む。

「あっ…うん。」

視線を合わせようとしない七海…照れ度が伝わる。

「恥ずかしい?」

優しい声で聞いた。

「…うん…」

小さな声で頷きながら答えた。

可愛くて可愛くて、ドキドキしてた胸がキューンと締め付けられる。

「…もっとしても…良い?」

頭を撫でながら聞いた。

「…うん…。」

可愛くて可愛くてマジで胸のドキドキが止まらない。

「七海…抱きしめても良い?」

コクン…

頷いた七海を確認して、ギュッて身体を密着させた。

そして耳元で…

「七海…身体、キレイだね。感じてる姿、可愛かったよ。」

ビクンッ!ビクンッ!

七海が更に身体を大きく跳ねさせる。

なんでだ?

よく分からない俺は、続けて耳元で囁いた。

「七海、たくさんイッちゃったね。」

そう言ったら、

「竜くん…耳…ダメ…」

「ん?…もしかして、気持ち良くなっちゃうの?」

「…うん…」

涙目になってる七海がすごく可愛くて、更に耳元で囁く。

「可愛いよ、七海。たくさん淫れて良いからね。」

「やぁん。嫌われちゃう…っん!」

「そんなことあるわけない。俺は七海に嫌われることはあっても嫌うことなんて絶対にないよ。」

そう言って唇にキスをした。

激しいキス…

指で耳を触る。

クネッと身体が逃げる。

やはり気持ちいいらしい。

耳元で愛の言葉を囁く。

「世界で一番七海が可愛いよ。」

「あんっ…竜くん…」

脚を交差させてる。

どういうことだろう?

「どうした?」

そう聞くと、顔を今日一番赤らめて、俺の首に腕を回して、目が合った…

七海から視線を合わせてくれたのは、初めてかもしれない。

七海の柔らかくて真っ赤な唇がゆっくりと動いた。

「竜くん…して?」

ドキッ!

可愛いけど、こんなに可愛いなんて…

俺はもう、大っ興奮!

鼻息荒くならないように気をつけないとな。

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