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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第6章 風邪なんてオレにうつしてさっさと治しちまえよ♡ver.渚





「ア…ンンん…ッ!!」


─ヌチュ…グチュゥ…


やがて出ていった舌に入れ替わるように挿し込まれる渚くんの中指の質量に、並々に張られたバスタブのお湯が沈む体積に溢れるが如く、そこから一気に流れ出ていく。


「…は…ぁ…ッ、ぁ…アァ…ァァ…」

「おぃ、力抜け……1本でもキツい…」


そんな声に全神経が挿し込まれた彼の指に集中する。その感覚が今日はやけにリアルで…それはまるでアタシ自身が彼の指の形を3Dでスキャニングしているかのようだ。


「…気持ちよくなりたいんだろ?」

「ッ…だけ、ど…」

「ほら…千隼」

「ぁっ!ンン…ッ──!!」


こんなにも全身の神経が研ぎ澄まされて敏感になっているのは、熱で頭が使い物にならないことの対価なのだろか。

それがいいのか悪いのか…

渚くんに耳の縁を甘く噛まれたところで、少し緩んだアタシのそこは彼の濡れた指をようやく根元までのみ込んだ。


「…さっきよりも熱い」

「ッゃ…」


─チュプ…ッ…


「……し、いつもよりすげぇ狭い」


─クチュ…グリュッ─


「言わな……ッ───ハ、ひっ…」


粘着質な音を奏でる彼の指先がアタシのなかで関節を曲げ角度を変える。


「────ァ…は、ンン…」

「オレ、動かしてないけど…」

「…で……も……ッ─」


圧してる……からッ…


「…ッ…ク……ふ、ゥ…」

「フッ……なに震えてんの」


渚くんの指先が一発的中で探りあげた上壁の弱い箇所を執拗に圧迫する。



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