今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第7章 X'mas企画⭐2016【まずはおさらいから♡】
それからいったん場は仕切りなおされ……
「…で、みっくんはどうすんの?また今年も常夏の島?」
少々痛々しく頬を押さえた葵が雅に話を振り…
「あはっ、ならお一人様でお願いね♪ちーちゃんはオレとホームアロ…」
「…させねぇよ。お前は一旦それから離れろ。頼むから建物破壊しようとすんな」
「ぶぅぅぅぅ…」
どれだけ気に入っているのか、まだそれにこだわる聖に渚が釘をさし…
「……で?」
巡り巡ってようやくのひと段落。
ところが…
「あぁ…オレは今年は普通でいいわ」
「は…?普通ってお前…」
今度は雅が口にしたことに誰もが一斉に眉をひそめることとなる。
そう、"普通"とはなんぞ…とな。
このとき雅以外の誰もの頭のなかには一斉にクエスチョンマークが夜空に煌めく星の如く散りばめられていた。いったい彼はなにをもって、なにを基準に"普通"と言っているのだろうかと…全員がそう思ったのである。