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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第10章 ちーちゃんの夏休み♡partⅡ♡






しかもなんだ、その"youったらイケメンふたりとウハウハでgoodね♡♡♡"的なサインとウインクは───!!!


そしてどんな気の利かせ方をしてくれちゃうのか、それを合図に閉ざされていくアタシの唯一のライフライン。

運転席と後部座席を隔てる仕切りがさげられ、完全なる密室がそこに完成するわけで…

あぁ、よかった。

公開処刑はこれで免れ…って、よくないから!!


「あはっ♪ちーちゃん逃げられないから諦めてね♡」


こんなところで小悪魔とケダモノ、ふたりの同時攻撃とか…


「今はハワイよりオレたちを楽しんで…ね」


魔王様の公開処刑は免れたものの、やっぱり助けて渚くん!!

やっぱり助けて魔王様ぁぁあ────!!





─その頃、魔王の城…

もとい渚のホテルのペントハウスでは…


「ったく、なんなんだアイツら。ハリケーンかよ」

「…落ち着け雅、こうなるのは半分想定内だ」

「あー、だけど!!つーか、渚さんさっきからタバコ多いんだよ!!煙いっつーの」

「…あ!?だったら窓開けろ。直ぐ様蹴り落としてやる」

「………」


千隼が拐われ、嵐の去った室内。

不機嫌極まりないオトコたちがふたり、青い海に背を向けため息を溢し合っていた。


「で、どうすんだよ」

「…フンッ、このままオレが黙ってるとでも!?」

「ハハン…まさか♪」


なんとも、不穏な気配♡


…さて、どうなるちーちゃんの夏休み。

南国のパラダイスでのイチャ♡ラブはそれぞれこの後のお話で…♡






─ちーちゃんの夏休み♡partⅡ

*** to be continued...***





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