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僕らはずっと…

第4章 思い。

「しゅう。もう大丈夫?」


春が涙ぐんだ声で聞いてくる。

春も泣いていたのだろうか。




「うん。ごめん。」




俺は春から離れ、ベットから降りて、
ベットにもたれて座った。




春はベットの上で制服を着直している。




今更になってとんでもない事をしてしまったんだと気づく。




俺はバカだ。


春は兄妹で、大事な家族なのに。




「春。ほんとにごめん。


もう絶対しないから。」






「うん。」






春がどんな表情をしているのか分からない。でも春はうなずいてくれた。





でももう、こんなこと、絶対しない。



あんなふうに泣かせたりしない。



ごめん。



ごめん春。




好きになって、




ごめん。



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