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今日も明日も

第20章 countdown



もう、何度目だろう

最近は開き直ってるのか、隠しもしない女の陰



それなのに

俺といる時には

甘い言葉と、熱い眼差しを惜しみ無く晒して

これ以上ないくらいに

抱き締めてくる


お前しかいらない

…なんて、囁いて




こんなのは、浮気の常套句なのくらい

分かってるのに


離れられないのは



コイツを愛してるから




こんな最低なヤツ、さっさと見切りつければいいのに


チープな戯れから

逃げられない



この狡い男の腕を

自分から、捨てられない






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