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今日も明日も

第22章 のんりある 旅行編



温泉は、確かに堪能した


だけどそれ以上に

相葉さんとの時間は、…濃密すぎて


旅館を後にする頃には

疲れを癒すはずか、余計に疲れてた



…明日を日曜日に合わせておいて良かった

助手席に座って、少し痛む腰に

ため息が出てしまう


「かず…大丈夫?」

心配そうに、相葉さんが俺を見るから

「…うん」

これ以上心配しないように、笑って見せた






アパートの前に着いたけど

なかなか相葉さんはドアのロックを解錠してくれない


…分かってるよ

まだ、離れたくないんでしょ?


それはね、俺も…

一緒だよ?




「うち、泊まってって…いいよ」

恥ずかしくて耳まで赤くなりながら

下を向いて、ぼそっと呟いた


「いいの…?」

相葉さんが、驚いたように聞き返す


「2回は言わない!」

「んふ、ありがと、かず」


何だかんだ言って

相葉さんの思い通りになってる気もするけど



…ま、いっか


とにかく


疲れたー…




end




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