
今日も明日も
第23章 理由はいらない
仕方ないじゃん
まだ、2回しか会って?ないし
何も知らないんだもん
「…また、店には来てくれそう?」
そりゃそうか、と潤が空の缶を差し出す
…捨てろって事ね
「多分」
それを受け取って、ゴミ箱に投げ入れる
「確実じゃねぇの?」
「んー…でも、ナゲット大好きって言ってたから
…来る、かな?」
確かに、また行きますとは言ってくれたけど
そんなのは、社交辞令だってのも
理解してるよ
「年齢は…幾つくらいだった?」
「え?」
「2丁目なら、友達が何人かいる」
「マジで?!」
やっぱ持つべきものは友達…いや松潤だよ!
ちょっとこれ、光が見えて来たんじゃない?
「多分…俺らとあんまり変わらないと思う」
自信は全くないけど
極端に離れてる事は、なさそう
「とりあえず、聞いてみてやるよ」
ニッと笑った潤に
「だから潤、大好きー!」
思わず飛び付いた
