今日も明日も
第32章 ハイスクールDAYS
「ううん、今日うち誰もいないから、遊びに来るかなって思っただけ」
「行く!」
「へ?」
「お前んち、行く!」
なんか、あっさり喰いついたな
「でも、用事あるって…」
「かずの方が大事!」
えー…っと
確かめる必要なくなった気がするのは気のせいか?
まあでも、確信はないしね…
「いいの…?」
「もちろん!!」
そう言われてしまえば、誘った以上は何も言えないから
「分かった…じゃ、来てよ」
自分でも良く分からない返事をしてしまった
今日、誘ったのは
…家に誰もいないから
両親共に出張中だし
謂わば、これが男女間なら絶好のシチュエーション
俺はまず、この状況に掛けてみる事にした
学校では
過剰なスキンシップはあっても、手を繋ぐだとかキスみたいな
肌が直接触れる事は絶対にしない
周りの連中から見れば、そんな事分からないし
充分にいちゃついてる(絡んでる?)ようにしか見えないんだけど