テキストサイズ

今日も明日も

第37章 今日も明日も



気が付いたら、いつも傍にいた


笑ってる時は一緒に笑って
泣きたい時は一緒に泣いて
落ち込んでる時は、お互い黙って寄り添って


いつの間にか出来てた
阿吽の呼吸


このまま友達でいるつもりだったのに
自分の中で、それが特別な気持ちに変わってて


でもそんなの言えないからって苦しんだのは何年くらいだったかな


ジュースで乾杯してたのがアルコールに変わって

ひとつひとつ大人になってく中で
ずっと変わる事のなかった想い


狡いのは分かってるけど、酒の力を借りて想いを伝えた時は


本当に怖かった


それまでの俺達の歩んだ「友達」としての時間も
失うかも知れなかったから

もう、一緒に笑う事も、泣く事も
出来なくなるかもって思ってたから


だけど、俺の想いが通じて

お互いがかけがえのない存在になった時は
夢かと思って、信じられなかった


初めてキスした時の緊張、忘れられないよ

ストーリーメニュー

TOPTOPへ