今日も明日も
第43章 やさしいキスをして
ようやく触れて貰えた嬉しさに、すぐに体が相葉さんを求めて疼きだす
唇を離れた相葉さんのそれが、荒々しく耳から首筋に滑り落ちて
スウェットの裾から冷たい手が忍び込んだ
熱くなっている体に、相葉さんのひんやりした手は気持ち良くて
だけど
微妙なタッチで撫でる指がもどかしくて
無意識に相葉さんの指に胸を押し付けてしまう
「足りないの…?」
なんて言いながら、胸のそこにはわざと触れないで
決定的な刺激を与えてくれない
「や……触っ、て…!」
涙目で相葉さんを見上げれば
「その目は…ズルいよ」
困ったように笑ったと思ったら、いきなり裾をめくり上げ
「はい、ばんざーい」
言われるままに手を上げたと同時に、スポッとスウェットを脱がされてしまった
裸になった上半身に冷気が当たって小さく震える
だけどすぐに、相葉さんは布団を二人の上からすっぽり被せて俺をきつく抱き締めてくれた
ぴったりくっつく体
でも相葉さんはまだ服を着てる
「相葉さんも…脱いで」
赤い顔を隠すように俯きながら
俺も相葉さんのシャツの裾に手をかけた