今日も明日も
第43章 やさしいキスをして
俺も相葉さんに触れたくて、首に巻き付けた腕を脇腹に移動させた
「こら…」
ピクッと小さく震える相葉さんに思わず笑みが浮かぶ
「だって…俺も相葉さんに触りたい」
少しずつ体をずらして、胸板に唇を寄せると
「にの…つ」
相葉さんの口からも、甘い吐息が溢れ落ちて
「あ…っ」
だけどすぐに、それを咎めるかのように俺自身を布の上から強く擦られるから
…結局は相葉さんに翻弄されてしまう
下着とスウェット越しでは物足りない刺激に揺れてしまう腰は止められなくて
恥ずかしさともどかしさにじわりと滲む涙が筋を作ってシーツを濡らした
その涙の伝った跡を相葉さんが唇で拭い取ると
「いつも熱があればいいのに」
なんて悪戯っぽく笑って、軽くリップ音を立ててキスを落として
「…何言ってんの、…ばか」
俺が積極的なのが余程嬉しいのか、そんな事を言う
…自分でも分かんないよ
でも、欲しいんだもん、相葉さんが
いいじゃん、たまには…
レアだよ?こんな俺