今日も明日も
第45章 楽園
触って欲しい
だけど、軽く腕に触れるだけで体が波打つ
…それだけで敏感に反応してしまう
こんなんで、感じるとこなんか触られたら
俺、どうなっちゃうんだろう
怖いけど、体が疼いて仕方ない
何もしてないのに、自身は熱を持ち始めている
このままじゃ、おかしくなりそうで
傍にいるはずの相葉さんを捜して手を伸ばした
「相葉さん……っ」
近くにいるはずなのに、相葉さんに触れられない
もどかしくて、どうしようもなく体が疼いて
目隠しを取ってしまおうとそれに手を掛けて
「…取っちゃ、ダメ」
いつの間にか後ろに回ってた相葉さんが
俺を背中から抱き締めてきた
「ふあ…っ」
敏感になってる体が、抱き締められただけで大きく波打つ
首筋にキスされた途端、信じられないぞくぞくが背筋を通り抜けて
「あ…っ、くぅ…っ、ん!」
…まだ何もされてもいないのに、絶頂を迎えてしまった
「え……」
自分で自分に驚いてしまう
気のせいにしたかったけど、下着の中の濡れた感触が “嘘じゃない“ って嘲笑った