今日も明日も
第47章 その先に見えるもの ～理由はいらない～
シフト制で休みが定まらない上に夜勤のある俺と
カレンダー通りの休日の二宮さん
気付いたらもう、1ヶ月近く会えてない
…特に土日なんてのはファーストフード店にしたら稼ぎ時
しかもマネージャーなんて立場にあって
主婦みたいに子ども絡みもなく
体力だけは余る程あるピチピチ←の俺に、土日休みなんてものはまず存在してくれなくて
「ったく、休みくらい家で過ごせっての」
俺と同様に駆り出されているのは
…高校からのバイト仲間、かつ大事な友人でもある潤
ランチタイムの怒濤のような時間が過ぎて、2時を過ぎてからのようやくの休憩時間
「後2時間で上がりなのに、今休憩とか…ふざけてるよ」
ぼやく俺と毒付く潤と、二人でいつものようにマネージャールームでポテトを摘まむ
あんなにお腹が空いてたのに
ピークを過ぎたのと疲れたのとで、食欲はすっかり失せていて
俺の奢りで買ったLサイズのポテトを二人でシェアしていた
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