テキストサイズ

今日も明日も

第48章 君がいるから~番外編・翔ちゃんの誕生日~


そう、このパスタで思い出したんだ

翔ちゃんの誕生日企画に打ってつけの奴がいたのを



にの達がダメでも、まだあいつがいる

声を掛ける価値はあるじゃないか





「…どう?来れない?」

『日帰りでいい?』

「マジでいいの?」

『断れるわけないっしょ!翔さんの誕生日なら』
電話の向こうの、弾んだ声


さすがだよ

乗ってくれた潤にも感謝だけど

これを思い付いた俺って天才じゃん(笑)





翔ちゃんは変に鋭いから、バレないようにするのが本当に必死だった

前以て何か用意したり買ったりしたら、掃除してる時に絶対見つかる

一生懸命隠しても、何故だかそういう時に限って普段掃除しないとこまでするんだよ?

何で?!ってとこを突然始めちゃうの

翔ちゃんには、何かを嗅ぎとる才能があるのかと本気で思う
魚群探知機なら、釣りに毎回連れていきたいくらい


だから今回は
プレゼントは当日まで用意しない

料理は潤が来てから取り掛かればいい

ストーリーメニュー

TOPTOPへ