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第48章 君がいるから~番外編・翔ちゃんの誕生日~


「こちらでお間違えないですか?」

お店のお姉さんから、ベルベットの布に乗せられたリングを受けとる

サイズはもう、着けてみないと何とも言えないから
内側の刻印だけをチェックした


うん、大丈夫

後は

「もし…サイズが違ってたら直して貰えますか?」

そこはね、やっぱり確認しないと


「大丈夫ですよ、ご安心ください」
にっこりと、お姉さんが頷いてくれて


「わかりました、ありがとうございます」
リングをお姉さんに戻し、それを綺麗にラッピングして貰ってから

小さな紙袋に入れたそれを受け取った


本当はもの凄く、ドキドキしていた
こんな店に入るのも初めてだけど

リングを買うのはもちろん
…大切な人に渡すプレゼントって、選ぶだけで寿命が縮みそう

だって、このリングには
俺の誓いの気持ちが籠ってる

普段の俺からじゃ、まず考えられないくらいの

翔ちゃんへの気持ち


俺だって、男なんだよ
決める時は、決めてやるんだからな


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