Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第6章 死神
聖輝「あと、このお金…狛犬さんの為に使ってって…くれました。」
狛犬「えっ?これあの20万?」
聖輝「はい!誰かさんのせいで10万しかないですけど…」
二宮「はぁ?結局この金くれたのかよ!全部パクればよかったわ…」
聖輝「ちょっ!それ泥棒ですよ!!」
二宮「知らねぇ。」
狛犬「あははっ!」
聖輝「もぉ…!!」
狛犬「よーし!退院したらこのお金でパーっと遊ぼ!!」
聖輝「はい!」
二宮「ったく…しょうがねぇな…」
よかった…狛犬さんが生きてて…
二宮さんも本人の前では言わないと思うけど…きっとたくさん心配してたと思う…
ありがとう…魔王…
「……。」