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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第7章 桜蘭(さくら)



「さぁ、こっちに来て。」


聖輝「……。」

うわぁ…高そうなホテル…

セレブ専用かな…?

「……着いたよ。」


聖輝「えっ……」


ホテル305号室。


そのドアの前に連れていかれた。


聖輝「えっ…ここって…」


ピンポーン


「ふふ。」


聖輝「…??」


ガチャッ


「遅かったな…入れ。」


「はい、失礼します。」


聖輝「えっちょっ…!」


僕は部屋の中に入れられた。


「兄貴!前島のやつ来ました!」


兄貴「遅かったな…まぁ逃げなかっただけ褒めてやるよ…」


聖輝「えっ…?!」


部屋の中には、厳つい男の人達が4.5人いた。


前島「すっすいません…」


「あん?何だこのガキ。」


前島「あぁ、こいつはちょっと…」


「おい…何勝手に連れてきてんだよ?!」


聖輝「ひぃっ…!!」


兄貴「まぁまぁ、そうデカい声出すな。」


「すっすいません…」


兄貴「で?貸した300万…約束通り持ってきたよな…?」


前島「いっいえ…まだ…」


「はぁ?!てめぇどういうつもりだ?!」


「返済期限はとっくに過ぎてんだぞ?!」


前島「すっすいません!!あの…でっでも…お金の代わりにこいつを連れてきたんです!!」


聖輝「えっ…?!」


兄貴「あぁ?どういうことだ?」

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