
Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第7章 桜蘭(さくら)
聖輝「……。」
さっき…大きな叫び声聞こえたけど…怖くて顔上げられないよ…!!
聖輝「……。」
桜蘭「坊や、もう大丈夫だよ。」
聖輝「……えっ…?」
桜蘭「怖がらないで、ゆっくり顔上げて…」
聖輝「……。」
言われたとおりゆっくり顔を上げた。
聖輝「……えっ?!」
見ると、さっきまで威勢を放っていたヤクザ達が全員倒れていた。
聖輝「あっ…あの…!!」
桜蘭「大丈夫。私はあなたの味方だから。」
聖輝「えっ…?」
桜蘭「さてと、こんなゴミ部屋からさっさと出ましょうか。」
聖輝「あっ……」
僕は桜蘭さんと共にホテルの部屋を出た。
