
Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第7章 桜蘭(さくら)
聖輝「……。」
優誠「何だよ?さっきから浮かない顔しやがって…」
聖輝「ううん…何でもない…」
優誠「何でもなくはないだろ!」
聖輝「……。」
優誠「おいルーキー?ルーキー!…ハァ…ダメだこりゃ。」
聖輝「……。」
バァンッ!!
聖輝「えっ?!」
優誠「なっ何だ?!」
勢いよく教室のドアが外れ落ちた。
「おい、涼野聖輝いるか?」
聖輝「えっ?!」
「あぁ?てめぇ人様のクラスのドア壊しといて何言ってんだ?」
「雑魚に用はねぇ、さっさと涼野聖輝出せよ。」
「お前…随分態度でけぇな…!!」
ヒュンッ
ドカッ!!
「ぐはっ?!」
「雑魚に用はねぇって言ったよな…?人の話ちゃんと聞けよ。」
優誠「瞬殺かよ…」
「涼野聖輝!!さっさと出てこいよ…!!」
聖輝「はっはい…!!なっななな何でしょうか…?」
「……ちょっと来い。」
聖輝「はっはい……」
僕は男の人の後についていった。
