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狛犬「あっいたいた！ニノ！！」


聖輝「狛犬さん！」


二宮「なに？」


狛犬「ねぇねぇ！さっきのマジックのタネ教えてよ！」


二宮「嫌。」


狛犬「そんなこと言わないでさ〜教えてよ！」


優誠「なに？そんなすごいの？」


狛犬「もうすっごいよ！まるで魔術師みたいなんだ！」


聖輝「わぁ〜僕見たいです！」


優誠「俺も！せっかくだから見せてくれよ。」


二宮「じゃあ…この一番上のカード覚えて。」


聖輝「はい！」


二宮「そしてこれを中に入れる…」


優誠「うんうん。」


二宮「そして、指を鳴らすと…」


パチンッ


二宮「中に入れたはずのカードが一番上から出てくる。」


聖輝「えっ？！すごい！！何で？！」


狛犬「ねー？！不思議でしょ？！何で一番上に出てくるか分からないの！！」


優誠「トランプ自体に仕掛けてんじゃねぇの？」


二宮「トランプ用意してくれたら同じやつやるけど？」


優誠「いや…トランプはない…」


聖輝「すごい…天才ですね！！」


狛犬「ねぇ〜タネ明かししてよ〜！！」


二宮「タネ明かしって…これ初級だから考えたら分かるけど？」


狛犬「分かんないから聞いてるじゃんか〜！！」


優誠「うーん…カードに仕掛けあると思うんだけどなぁ…」


聖輝「あっ分かった！同じカードを2枚持ってるんだ！」


狛犬「あっそれだ！！絶対それ！！」


二宮「じゃあ調べてみろよ。」


聖輝「よーし！これでタネは明かされましたね！」


狛犬「あぁ〜スッキリした〜」


優誠「1枚1枚チェックしろよ、カードに仕掛けがあるはずだから。」


聖輝「うん！」


二宮「……。」