Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第13章 亀裂
狛犬「ごめんね!2人付き合わせちゃって…」
優誠「いや…お前ら…大丈夫か?」
狛犬「平気平気!ニノは?」
二宮「……。」
聖輝「二宮さん……」
優誠「大丈夫だって、お前には狛犬がいるだろ?」
二宮「……。」
聖輝「人って…怖いですね…」
狛犬「そうだね…俺…10年以上も騙されてたんだ……」
優誠「狛犬……」
二宮「…俺…帰る…」
聖輝「にっ二宮さん!」
狛犬「ニノ…松潤に救われたところあるから…ショックが大きいんだろうね……」
優誠「酷すぎるわ…あんなこと言うなんて…」
狛犬「大丈夫!ニノは俺が何とかするから!心配しないで。」
聖輝「はい…分かりました…」
狛犬「ハァ…カラオケはまた今度だね!」
優誠「だな…じゃあここで解散するか。」
聖輝「うん……」
狛犬「じゃあね。」
僕達はそれぞれ別れ、家に帰って行った。
聖輝「ハァ……」
松本さん…どうしちゃったんだろう…
聖輝「二宮さんも狛犬さんもかわいそう…」
何か事情でもあるのかな……
僕は松本さんのことが気になって眠れなかった。