Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第14章 クラウン
聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…」
狛犬「ぐっ…間に合うかな…」
聖輝「がっ頑張り…ましょう…!!」
狛犬「ハァ…ハァ…」
優誠「お前ら!!」
聖輝「優誠くん…!!」
優誠「そいつは俺が運ぶ、貸せ!!」
狛犬「ありがとう…」
聖輝「急がないと…!!」
優誠「お前ら…こいつ殺ったんだな…」
狛犬「結構手強かったよ…こいつ…」
聖輝「優誠くん…松本さんは…?」
優誠「校長室にいる…あとはこいつを校長室に連れて行くだけだ!」
狛犬「あっ!学校だ!」
聖輝「行きましょう…!!」
僕達は学校に向かってひたすら走った。
聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…」
狛犬「こっ校長室……」
優誠「…見えた!!校長室だ!!」
聖輝「くっ…!!」
ガラガラッ!!
キーンコーンカーンコーン…
「「「??!」」」
校長室のドアを空けたと同時にチャイムの音が学校に鳴り響いた。