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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第14章 クラウン



二宮「この録音は正真正銘こいつが自白したもの、これで退学撤回してくれますよね?」


松本「お前…!!」


校長「ふん、時計を見ろ!こいつらとは今日の17時までに証拠を持ってきたら松本の退学を取り消すことになってるんだ!もう17時過ぎてるだろ!!」


二宮「確かに…5分過ぎてますね…」


狛犬「ニノ…俺達…!!」


二宮「…この時計は5分過ぎてますね。」


優誠「は?」


二宮「潤くん、スマホ持ってる?」


松本「あっあぁ…持ってるけど…」


二宮「今何時ですか?」


松本「何時って……えっ…?」


聖輝「どっどうしたんですか?」


松本「……16時……5分…」


狛犬「えっ…?」


校長「ばっバカな!!そんな訳ないだろ!!」


聖輝「そっそうですよ!この時計は17時過ぎてるんですよ?!」


優誠「そうだ!16時な訳が……ある……」


校長「ったく…何が16時……だ…?!」


聖輝「えっ?!どうして…?」


スマホの画面には16時7分と示されていた。


松本「どういうことだよ…この時計が壊れてるのか…?」


二宮「いえ、時間を1時間ズラしただけですよ。」


優誠「1時間ズラした…?」


二宮「えぇ、校長室と学校についてる時計をね。」


狛犬「えぇ?!そんなことできるの?!」


二宮「まぁね。」


校長「おい!!こんなことしてただで済むと思うなよ?!」


松本「さすがにまずいだろ!学校の時計いじるなんて…」


二宮「大丈夫ですよ。」


校長「何が大丈夫だ?!松本じゃなくてお前を退学にしてやる!!」


聖輝「そっそんな!!」


「僕が時計をいじりました…」


校長「おっお前…!!」


聖輝「こっ小山さん?!」

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