
Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第15章 豪鬼
次の日。
狛犬「おっはよ〜!」
聖輝「おはようございます!」
松本「ふわぁ…朝から元気だな…」
聖輝「松本さん、おはようございます。」
狛犬「だって松潤と一緒に学校行けるもん!」
松本「悪かったな…心配かけて…」
二宮「本当ですよ、この借りはきっちり返してもらいますからね。」
松本「はいはい、喜んで。」
聖輝「でも…よかった…松本さんが退学ならなくて…」
狛犬「そうだね…まつじゅ〜ん!!」
松本「おっおい!!やめろ!!」
二宮「あーあ、朝からお盛んですね。」
松本「はぁ?!」
狛犬「チュ〜♡」
松本「うわっやめろっ!!」
聖輝「あっあらら…僕達お邪魔みたいですね…」
二宮「先行っとくか。」
松本「おっおい!置いてくな!!」
狛犬「あっ待ってよ〜!!」
優誠「お前らー!!」
二宮「あれ?あいつ逆走してる…」
聖輝「ゆっ優誠くん?!」
優誠「ハァ…ハァ…おはよ…」
狛犬「おはよ!って…どうしたの?学校から走ってきて…」
優誠「ハァ…ハァ…いや、お前らに伝えたいことあって…」
松本「何だよ?」
優誠「よっ横山の奴…1ヶ月停学処分だって…」
二宮「は?」
優誠「あいつ…逮捕どころか退学すらならないらしい…」
狛犬「はぁ?!何でだよ?!」
優誠「誰かが横山の退学を取り下げるよう校長に直談判したらしい…」
聖輝「そんな…だってあの人…松本さん達を傷つけたのに…!!」
松本「……。」
聖輝「それに…一般の人達も巻き込んだのに…どうしてそんな処分が軽くなるの?!」
狛犬「納得いかねぇ…!!」
二宮「おい!どこ行くんだよ?」
狛犬「校長のところ!あいつボコボコにしてやる!!」
優誠「おっおい!!」
聖輝「僕も行く!!」
二宮「我々も行きますか。」
松本「そうだな。」
優誠「おっおい待てって!!」
納得できない…何で停学処分なの…?!
僕達は怒りを露わにして、校長室へ向かった。
