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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第15章 豪鬼



聖輝「えっ…知り合いなんですか?」


有紀「最近このお店に来てくれる村上くんよ。」


聖輝「村上…くん?」


「はぁ…ん?お前…ここで働いとったんか?」


聖輝「あっどうも…」


一徹「あれ?聖輝の知り合いだったのか?」


聖輝「あっえっと…同じ学校の先輩で…」


有紀「あらぁ〜そうだったの。」


一徹「村上くんさが高だったの?」


村上「あぁ、うん。」


聖輝「あの…常連さんなんですか?」


村上「先週くらいからな。」


聖輝「へぇ…」


一徹「聖輝、休憩がてら村上くんとゆっくりしたらどうだ?」


聖輝「えっ?!こっこの人と…?」


有紀「そうね、せっかくだしおしゃべりしたらいいじゃない。」


聖輝「でっでも…」


村上「……。」


聖輝「ゔっ…」

顔が怖い…!!

有紀「ほら〜座って座って。」


聖輝「えっあっ…はっはぁ…」


村上「……。」


聖輝「あっ…あの…」


村上「いつからおるんや?」


聖輝「えっ?」


村上「ここ、いつから働いてるんや?」


聖輝「えっえっと…4月から…です…」


村上「そうか。」


聖輝「……。」


村上「お前、名前は?」


聖輝「えっ?あっえっと…すっ涼野聖輝です…」


村上「涼野か…」


聖輝「あっあの…」


村上「あぁ、俺は3年の村上信五や、よろしく。」


聖輝「あっはい!よろしくお願いします!」


村上「お前…何でさが高におるんや?」


聖輝「えっ…?」


村上「見る限りケンカの腕前は素人並み、この高校におる意味が分からへん。」


聖輝「あっいや…それは…」


村上「……まぁ、別に何でもええけど。」


聖輝「……。」


一徹「ほら、カツ丼お待ち!」


聖輝「えっ?」


一徹「いつも頑張ってくれてるお礼だ、大きいカツにしておいたから。」


聖輝「あっありがとうございます!」


一徹「ははっ!ごゆっくり。」

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