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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第18章 渋谷先輩



猪塚「ったく…あいつら…参加しなかったら留年確定なのに…」


狛犬「行っちゃったね。」


渋谷「…お前のチーム何人残っとる?」


聖輝「えっと…僕だけ…です…」


渋谷「そうか…お前らは?」


優誠「俺らんとこは…一応9人残ってるかな…」


狛犬「9対1じゃ勝負にならないよ〜」


猪塚「うーん…こりゃあチーム組み直した方が」


渋谷「いや、俺がこっち側に入る。」


聖輝「えっ?」


「それでも9対2じゃね?」


「サッカーできねぇじゃん。」


狛犬「そうだよ!2人じゃサッカーできないよ!」


渋谷「心配あらへん、サッカーはやる。」


優誠「やるって…どうやって?」


渋谷「すまんな、ちょっと例年とやり方違うことになるけど。」


聖輝「えっ?」


「いたいた!すばるー!!」


猪塚「なっ何だあいつら?」


声がした方を振り返ると、6人のガテン系の男が学校に入って来た。

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