Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第18章 渋谷先輩
「スマッシュ!!」
カンッ
嶺二「げっ?!」
狛犬「ナイス!」
「イェーイ!」
雪斗「これはこれは…随分なめとったわ。」
「こいやぁー!!」
雪斗「……。」
「えっ?ピンポンが消え…」
カンッ
「なっ?!」
大和「出たー!!雪斗さんの騙しボール!!」
哲雄「いけー!!」
狛犬「頑張ってー!!」
聖輝「おぉ〜いい勝負ですね!」
渋谷「ええもんやろ、こういう戦いも。」
聖輝「はい!楽しいです!」
良樹「嶺二ー!!負けたらボコボコにすんぞ!!」
嶺二「ひぃっ!!」
渋谷「あんま脅したんなや、新米やねんから。」
良樹「あははっ!」
聖輝「あの…嶺二さんって皆さんの後輩なんですか?」
哲雄「おう!あいつは定時制の学校通いながら働いてるんや。」
良樹「そうそう、3年前からな。」
聖輝「3年前?」
渋谷「あいつの親父が同じ仕事場で働いとってな、中坊の時からちょこちょこ仕事場にきて手伝っとったんや。」
聖輝「あっそうなんですか、ということは…嶺二さんって…」
渋谷「お前の一つ上や。」
聖輝「なるほど…」
雪斗「嶺二ー!!」
嶺二「すんません!!」
大和「あーあ、またしくじっとるわ〜」
哲雄「ありゃああとでえらいことなるな。」
それから、球技大会は続き……