Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第18章 渋谷先輩
店長「聖子ちゃん、今日はいいから櫻井様と楽しんでおいで。」
聖輝「はい、ありがとうございます。」
店長「それにしても…すっかり馴染んでるね。」
聖輝「そっそうですか?」
店長「うん、女の子そのものだもん。」
聖輝「うーん…僕もそう思います…」
店長「あははっ!でも…絶対にバレちゃだめだよ!特に…櫻井様には。」
聖輝「でも…それって…櫻井様を騙してるってことになりますよね…?」
店長「そうだけど…でも…今更秘密をバラすっていうのも…ね…」
聖輝「…いずれは…自分の口から正直に話そうと思っています。」
聖輝「お客様をずっと騙したまま働きたくないので……」
店長「…そっか…そうだね、うん…いつまでもお客様に嘘をつくのはよくないよね。」
聖輝「はい…」
店長「聖子ちゃん、真実を話す気になったら教えてくれる?」
聖輝「はい、分かりました。」
店長「おっと、長話しちゃったね。」
聖輝「あっ、いってきます!」
店長「いってらっしゃい。」