Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第20章 夏の思い出
次の日。
僕達は朝から山の方に行っていた。
狛犬「あっ!蝶々!」
聖輝「わぁ〜おっきいですね!」
二宮「ハァ…このクソ暑い時に何で山なんか…」
松本「だよな…だる…」
優誠「何か小学生に戻った気分だな。」
狛犬「ねぇねぇ!あの山まで登ってみようよ!」
二宮「うん、いってらっしゃい。」
狛犬「いやいや!みんなで一緒に行こうよ!!」
松本「俺ら先に戻って別荘でゆっくりするわ。」
優誠「俺も松潤の意見に賛成。」
狛犬「えぇーっ?!」
聖輝「でも、ここ別荘から意外と近かったですね。」
狛犬「だよね!夏になるとカブトムシやセミとか、いっぱいいるんだよ!」
聖輝「おっおぉ…まさに虫の楽園ですね…」
優誠「いすぎたら鬱陶しいだろ。」
松本「だよな。」
二宮「ふわぁ…ゲームしよ…」
狛犬「ちょっニノ!!」
松本「じゃあここで解散ってことで。」
優誠「じゃな。」
狛犬「松潤!!早坂くん!!」
聖輝「行っちゃいましたね…」
狛犬「まったくもぉ…」
聖輝「僕、体力全然ないので…あの山までだったら行けそうな気がします。」
狛犬「あそこ?オッケー!じゃああそこの山まで登ろ!」
聖輝「はい!」
僕と狛犬さんは小さな山の頂上を目指して歩きはじめた。