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聖輝「こっこれ…は……」


僕が以前、不良に絡まれた時に桜蘭さんが助けてくれた後の様子だった。


組長「この女…知っとるな？」


聖輝「はっはい…」

本当は男の人だけど…

組長「この女はな…ワシの愛人や。」


聖輝「あっ愛人？？！」


優誠「あっ愛人って……痛た…」


聖輝「優誠くん！大丈夫？」


優誠「おっおう…すまん…」


「テメェ…桜蘭さんといちゃいちゃしてただろ？」


聖輝「えっ…？」

いちゃいちゃ…？


「ほっぺたにチューされたことも知ってるんだよ！！」


バンッ！！


更に1枚の写真が提出された。


聖輝「？？！」


「げっ…これ…！！」


「マジでチューしてんじゃん…」


「うわっ、浮気かよ…」


「ルーキー…見た目によらず意外とやるな…」


聖輝「あっいや、こっこれは…！！」


組長「お前さんに聞くけど…桜蘭とどういう関係や？」


聖輝「あっあの…あの人とは…この間怖い人達に絡まれた時に助けてもらって…それで…」


ガッ！！


「さが高に通う奴が助け呼ぶ訳ねぇだろ！！」


聖輝「ひぃっ！？」


「テメェ…落とし前つけろや！！」


聖輝「えっ…？？！」


優誠「ちょっと待てよ！聖輝が桜蘭とそんな関係持ってるわけねぇだろ？！」


「うるせぇ！！こっちは実際に見てるんだよ！！」


「写真だってあるだろうが！！」


優誠「だからって…男と男が恋愛するってありえねぇだろ？！」


「男…？」


「何言ってるの？あいつ…」


優誠「知らねぇのかよ…こいつ2年の安田って奴なんだよ！！」


「は？」


「2年の安田…？」


「誰だよそいつ…」


聖輝「安田さんのこと…みんな知らないんだ…」


優誠「あいつも突然現れたルーキーかよ…」


聖輝「あっあの、この人は男の方なので僕と関係なんてあるわけ」


組長「章大のことはよう知っとる。」


聖輝「えっ…？」


組長「男や分かってて関係持っとる。」


「「「「「えっ？？！」」」」」